ケイトウを1本ずつ丁寧に手鎌で刈り取る農家=那賀町鮎川

 盆や彼岸に仏前に供えるケイトウの出荷が西日本有数の産地・那賀町相生地区で最盛期を迎えている。農家らは猛暑の中、山あいを深紅に彩るケイトウを1本ずつ丁寧に手鎌で刈り取っている。収穫のピークは11日まで。

 同町鮎川の福本隆一さん(69)は、国道沿いにある約10アールの畑で約5万本を栽培している。高さ50~75センチの花を高さや品質ごとに選別し、出荷している。今年は春先から気温が高かった上、適度な降雨に恵まれ、品質は上々という。

 JAアグリあなんによると、町内では65戸が計730アールで生産している。年間約350万本を関西や中国、関東地方に出荷しており、1本35円前後で取引される。収穫は10月上旬まで続く。