あわ阿波おどりのPRチラシ

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 来場者と一体となった参加型の阿波踊りイベント「あわ阿波おどり」が8月11日、阿波市の交流防災拠点アエルワで初めて開かれる。創作舞踊集団「寶船(たからぶね)」(東京)の公演のほか、全員で一緒に踊る総踊りやロック音楽で踊るブースなど多彩な催しを予定。四国4県で地域おこしに取り組む若者の団体「かえとこ四国プラットフォーム」が実行委員会を結成し、企画した。毎年の開催を目指す。

 寶船と市内の龍虎連、舞雀連、かっぱ連、土成連が演舞する。寶船は徳島市出身の米澤曜(あきら)さん(67)が1995年に結成し、パリで開かれた日本ポップ文化の祭典・ジャパンエキスポの舞台にも立つなど、国内外で阿波踊りをベースにした独創的な舞踊を披露している。

 会場では、DJがかけるロックやエレクトロニック・ダンス・ミュージックなどの音楽で自由に踊れるブースや、おはやしが流れるヘッドホンを付けて踊るコーナーなどを設ける。総踊りでは寶船や地元連と一緒になって踊る。当日は観光客向けに踊りのレッスンも行う。

 かえとこは1月、四国で地域活動に取り組む若者ら約200人を集めたイベントを阿波市で開いた。招待した寶船や地元連、参加者が阿波踊りを生き生きと踊っている様子に感銘を受け、市観光協会などに企画を提案し協力を呼び掛けた。

 かえとこの一員で、実行委員長を務める多田豊さん(34)=上板町七條、建築士=は「来場者も一緒になって踊る阿呆(あほう)になり、阿波踊りの魅力が存分に味わえるイベントにしたい」と話している。

 午後4時開場。入場料大人千円、中高生500円。レッスンは午後1時からで、別に2千円が必要。問い合わせは市観光協会<電0883(35)4211>。