ごみ削減の取り組みについて店主に聞く坂野理事長(右)ら=上勝町福原の「いっきゅう茶屋」

 上勝町で「ごみ排出ゼロ」(ゼロ・ウェイスト)活動を推進するNPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーは、町内の事業所の取り組みを評価する「ゼロ・ウェイスト認証制度」を創設する。目標を示して活動しやすくするとともに、町外に「ごみゼロの町」をアピールするのが狙い。同NPOによると、ごみゼロ活動を対象にした認証制度は国内で初めて。まず、飲食店の認証基準を今秋にも策定して普及を進める。

 食材や包装、容器の無駄を省いているかどうかなどについて、チェックリストをまとめる。評価項目は、ゼロ・ウェイスト活動を含め事業所の社会貢献活動を認証している、ニュージーランドの民間団体の制度を参考にしながら、包装や容器に関する専門家らに協力してもらって検討する。

 NPOでは制度づくりに向け、6月から7月にかけて町内のレストランや喫茶店など5店舗でヒアリング調査を実施。「地元の食材を使っているか」「包装を減らしているか」「使い捨ての紙のおしぼりや割り箸を無料で提供していないか」など、取り組み状況を聞いた。

 今秋にもチェックリストを定め、申請した事業所を年度内に担当者が審査して、第1号の認証を行う予定。審査費用は無料で、認証された事業所は新たに作るロゴマークを使用することができる。

 来年度以降、旅館や小売店などを対象にしたチェックリストの策定も検討する。

 NPOは、ごみの34分別を行うゴミステーションやリメークショップを管理運営し、ごみゼロの普及啓発を進めている。町内の事業者から「具体的に何をすればいいのか分からない」「おしぼりを出さないなど、無駄をなくす取り組みがお客さんに理解されていないことがある」との声があったため、制度を設けることにした。

 坂野晶理事長(27)は「ゼロ・ウェイスト活動を客観的に評価することで、積極的に取り組む事業所が増えればうれしい。いずれは町外の事業所の認定も行いたい」と話している。