オープンした住民交流施設「波止の家」=牟岐町沖の出羽島

 牟岐町沖の離島・出羽島に、町が整備していた住民交流施設「波止の家」が完成した。島民が集会所として使うほか、島の暮らしが体験できるイベントなどを開き、交流人口の拡大につなげる。

 1938年に建てられた木造2階建て延べ約60平方メートルの空き家を改修した。和室3室や台所、シャワールームがあり、玄関脇には交流スペースとして県南独特の折りたたみ式縁側を設けた。島民の代表者が管理し、町などが島でイベントを開く際に活用する。

 町から空き家活用策の検討を依頼された徳島市出身の建築家坂東幸輔さん(37)=東京都=と、町の活性化に取り組む県内外の大学生グループ「ひとつむぎ」のメンバーが、島民と共にデザイン案を練り上げた。総事業費は約2千万円。

 7日、開所式が行われ、島民や施設の改修に携わった大学生ら約30人が祝った。

 出羽島地区長の田中幸寿さん(72)は「島に若い人が訪れるきっかけになる。大切に使っていきたい」と話した。