同点に追いついた日本代表に歓声を上げる徳島商サッカー部の部員ら=午前11時34分、徳島市の県サッカー協会事務所

 リオデジャネイロ五輪サッカー男子日本代表が1次リーグ2戦目のコロンビア戦で引き分けた8日、守備の要として出場した塩谷司選手(27)=小松島市出身=が躍動した。徳島県サッカー協会が徳島市大和町2の事務所で開いたパブリックビューイング(PV)では、塩谷選手の母校・徳島商業高校のサッカー部員たちが、1次リーグ突破に望みをつないだ先輩に声援を送った。

 日本代表が1次リーグを突破するためには絶対に負けられない一戦。初戦で5失点した守備の修正が焦点とあって、PV会場に集まったサッカー部員と県協会関係者計35人はディフェンスの要である塩谷選手のプレーに期待を寄せた。

 統率がとれた守備で試合は引き締まった展開に。ピンチを迎えると、塩谷選手は相手に体を寄せて阻止。「相手の狙いを読んでいる」「すごい冷静やな」と持ち前の粘り強いプレーに拍手が起きた。

 2点差を追い付き、引き分けに持ち込むと「よくやった」「押し気味だったのに残念」との声が上がった。

 徳島商業高校で6月20日に開かれた壮行会で塩谷選手に応援メッセージを伝えたサッカー部の入谷郁哉主将(17)=3年、徳島市南島田町4=は「初戦とは別のチームみたいに良かった。塩谷選手の守備が利いていた」と興奮気味。兼本迅さん(16)=2年、徳島市末広2=は「今日のような試合ができると次はきっと勝てる。五輪でもっと長く塩谷選手が見たい」と、1次リーグ突破を願った。