文化庁の宮田長官(中央)に提案書を手渡す飯泉知事(左端)ら=同庁

 「四国八十八箇所霊場と遍路道」の世界文化遺産登録を目指し、四国4県の知事らが8日、登録の前提となる国内候補地リスト(暫定リスト)入りを求める共同提案書を文化庁の宮田亮平長官に提出した。申請は2006、07年に続き3度目。

 徳島県の飯泉嘉門知事ら4県知事のほか、四国八十八箇所霊場と遍路道世界遺産登録推進協議会の千葉昭会長(四国経済連合会会長)、四国八十八ヶ所霊場会の大林教善会長ら約20人が同行した。

 飯泉知事は「四国を挙げて提案に来た。登録に協力してほしい」と要請。宮田長官は「熱意は十分受け止めた。皆で考えて解決していきたい」と述べた。

 提案書では、弘法大師・空海ゆかりの八十八カ所霊場と遍路道は「古き良き日本の伝統的景観が生き、今なお人々を癒やし続ける文化資産」などと強調。4県と関係58市町村が申請し、四国内外の20万7082人の署名を添えた。

 文化庁は08年以降、世界文化遺産候補の国内公募を見合わせているが、政府推薦に向け新たな候補として国連教育科学文化機関(ユネスコ)の暫定リストに追加するよう求めた。