前田惠海陽町長(右端)を表敬訪問し決意を述べる黒川さん(左端)と西優司さん=町役場海南庁舎

前田惠海陽町長(右端)を表敬訪問し決意を述べる黒川さん(左端)と西優司さん=町役場海南庁舎

 9月にポルトガルで開かれるサーフィンの国際大会「ISAワールドジュニアサーフィンチャンピオンシップ」に、海陽町のサーファー3人が出場する。10日、前田惠町長を表敬訪問した選手たちは、2020年の東京五輪の追加種目に決まったことを踏まえ「4年後を見据えて結果を残したい」と意気込んだ。

 大会は18歳以下で、町から出場するのは、黒川楓海都さん(18)=海部高3年、同町大里=と、西慶司郎さん(17)、優司さん(16)=ともに同町鞆浦=の兄弟。

 3人ともプロサーファーで、海部川河口を練習拠点としながら国内外の大会で活躍している。現在は国際大会に向けてターンやジャンプのレベルアップに努めたり、持久力を養うため走り込んだりしている。

 日本から出場するのは男女12人。日本サーフィン連盟(東京)が国内ランキングや世界大会の出場経験などを総合的に判断して選出した。

 10日は、大会出場のため県外に滞在している西慶司郎さんを除く2人が同町役場海南庁舎を訪れた。前田町長は「伸び盛りの若者が国際大会に出場することになり、町も期待している。東京五輪を目指して頑張ってほしい」と激励した。