[上]ガラス床から渦潮を見下ろす子どもら=鳴門市の「渦の道」[中]スリルを味わいながら祖谷のかずら橋を渡る観光客=三好市西祖谷山村[下]ウミガメに見入る家族連れ=美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタ

 徳島市の阿波踊り期間中、県内各地の観光地が県外客でにぎわっている。大鳴門橋の遊歩道・渦の道(鳴門市)や祖谷のかずら橋(三好市)などには、踊り見物の前に徳島の魅力を味わおうと訪れた家族連れらの歓声が響いている。

 渦の道は渦潮が発生しやすい朝の干潮と午後の満潮の時間帯に混雑している。展望室ではガラス床から45メートル下の渦潮を見下ろすことができ、家族連れやカップルが熱心に写真に収めている。大阪府岸和田市から一家で観光に訪れた西村愛実さん(7)は「風が気持ちいいし、渦潮も見られた」と満足そうだった。

 祖谷のかずら橋はツアー客らで終日にぎわい、順番待ちの長い列ができている。観光客は橋の揺れと眼下の渓谷にスリルを感じながら、恐る恐る歩を進めていた。家族3人で渡った滋賀県草津市の中学1年河本千穂さん(12)は「ゆらゆら揺れて怖かったけど、楽しかった」と笑みを浮かべた。

 美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタには13日、午前中に約300人が訪れ、水槽のウミガメを間近で見たり、カメに餌をあげたりして楽しんでいた。家族で訪れた大泉浩さん(47)=茨城県日立市、会社員=は「こんなにたくさんのウミガメを見たのは初めて。いい記念になった」。

 徳島市の阿波おどり会館1階にある土産物店「あるでよ徳島」では、連日午前9時の開店直後から大勢の観光客が訪れており、12日の来店客は普段の平日の4倍だったという。「昨夜の阿波踊りは活気があって楽しかった」と話す仲井昭子さん(75)=広島県福山市、会社経営=は「社員へのお土産に」と、なると金時を使った芋けんぴを買い求めていた。