浜太郎にイセエビをプレゼントする飼育員=美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタ

浜太郎にイセエビをプレゼントする飼育員=美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタ

 美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタで飼育されている国内最高齢のアカウミガメ「浜太郎」が13日、66歳の誕生日を迎え、飼育員や来館者約50人が祝った。

 屋外水槽で誕生日会があり、飼育員らがワタリガニとイセエビをプレゼントすると、大きく口を開け、かぶりついていた。浜太郎に関するクイズや、博物館と同館前の大浜海岸の歴史を紙芝居で紹介するコーナーもあった。

 観光で家族と来た加藤健君(6)=東京都小金井市=は「こんなに大きいカメは初めて見た。ちょっと怖いけど、よく見たらかわいい」と笑顔だった。

 浜太郎は甲羅の長さ89センチの雄で、1950年に大浜海岸に産み落とされた卵からふ化した。飼育記録が残っており、生年月日が分かっているウミガメでは国内最長寿となる。