豪快な暴れ踊りで観客を魅了する殿様連=紺屋町演舞場

 街を揺るがすぞめきのリズムに、踊り子たちも見物客も浮かれに浮かれた。2016徳島市の阿波踊り(市観光協会、徳島新聞社主催)は2日目の13日、踊りを愛する天水たちの熱気に包まれた。演舞場だけでなく、街のあちこちで生まれる踊りの輪。取り囲む見物客の輪も幾重にもなり、踊り天国に乱舞の渦が広がった。

 連日の暑さをものともせず、天水たちは飛び散る汗すら快感に変える。威勢の良い掛け声と鍛え上げた踊り。身も心もささげた乱舞に、踊る側も見る側も酔いしれた。

 高まる宴の熱気には、荒々しい男踊りがよく似合う。ちょうちんやうちわを手にした暴れ踊りは、奔放かつ豪快。若者たちは地を蹴って跳ね踊り、技を極めたベテランは一心不乱に踊り抜く。

 踊れる幸せ、生きる幸せ。障害があっても街中で踊りたいと夢をかなえた人がいる。古参の連はさらなる高みを目指して鍛錬する。

 時を同じくして地球の裏側では、リオデジャネイロ五輪で日本人選手のメダルラッシュが続く。その興奮と感動に負けないほどの、踊り子たちの心意気が徳島の夏をさらに盛り上げる。

 阿波おどり実行委員会によると、2日目の人出は30万人。220連が繰り出した。