徳島県鳴門市大麻町を巣立ったコウノトリの「百(もも)」が9、10の両日、和歌山県白浜町内ノ川の田んぼで確認された。
9日夕、稲刈りが終わった田んぼに大きな鳥がいると住民の話題になった。個体を識別するための足輪が付いており、兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(同県豊岡市)に問い合わせて百と分かった。田んぼでバッタなどを食べた後、近くの電柱で一夜を過ごし、10日もとどまっている。
百は3月13日に鳴門市大麻町で生まれた雌。5月22日に巣立ち、7月には香川県坂出市林田町で確認されていた。
近くに住む小学5年神谷達輝君(10)は「これからも元気にいろんな所を旅してほしい」と話した。