中学時代の思い出の品を見て懐かしがるOB=神山町神領の旧神山中寄宿舎「青雲寮」

 1970年の開設から2005年に廃止されるまで累計で1154人が生活した神山町神領の「旧神山中学校寄宿舎・青雲寮」で13日、今秋解体されるのを前にお別れ行事「さようなら青雲寮」が開かれた。寮生OBが企画し、OBとその家族計約150人が当時の思い出を語り合った。

 式典では、19期生の多田千恵子さん(42)=同町阿野、町社協職員=ら4人があいさつした。起床10分後に点呼があるなど、規律の厳しかった寮生活を振り返り、「初めは嫌なことの連続だったが、鍛えられて最後は楽しかった」「寮は消えるが、思い出や教えは寮生の中で生き続ける」などと語った。

 会場には、各期の集合写真や寄せ書きも展示された。参加者は軽食を楽しみながら談笑し、最後は寮の歌を全員で歌った。

 45年ぶりに訪れた高橋謙二さん(58)=東京都八王子市、広告会社勤務=は「寮で身に付いた布団をきれいにたたむ習慣は今も続いている。第二のわが家で最後のいい思い出ができた」と話した。