青少年を対象にして開かれているカヌー教室=那賀町和食郷の鷲敷町民プール

 県カヌー協会が今夏から那賀町内で、青少年を対象にした本格的なカヌー教室「とくしまユーゲント・カヌー・シューレ」を開いている。競技性を意識した継続的な教室は県内では初めてで、小中学生らの育成が目的。現在開かれているリオデジャネイロ五輪ではカヌー競技で日本勢初のメダリストも誕生した。協会は「小さいうちからカヌーに親しんでもらい、将来的には五輪選手を出すクラブチームに育てたい」と意気込んでいる。

 カヌー教室は毎週土曜の午前10時から同町鷲敷地区のプールやため池などで実施。6月11日に開講し、盆休みを除く10月1日の最終日まで計16回開く。現在の受講生は町内外の小学2年生から中学2年生までの12人。

 本年度はプレ開講と位置付け、カヌーを楽しむことを目的に指導している。ブイを使った陣取りゲームやミニレースなど競技性とゲーム要素を盛り込みながら、パドル操作などを学んでいる。

 正式に開講する来年度は、初心者コースから本格的なアスリート養成コースまでレベルごとに複数のコースを設け、競技人口の拡大と競技力の向上を目指す。

 現在、県内の高校生以下でカヌーを本格的に行っている組織は、那賀高校のカヌー部だけ。小中学生が技術を学べる場がなく、県協会が育成に乗り出すことにした。

 相生小3年の和田七大君(9)は「カヌーはまっすぐ進むのが大変だけど、すごく楽しい。いつか川下りや大きな大会に出てみたい」と笑顔で話した。

 教室は、1回だけの参加も可能で随時受け付けている。原則小学3年生以上から青年まで。受講費用は登録料が高校生以下3千円、大人は4050円(保険料含む)で、参加1回につき500円。問い合わせは町鷲敷B&G海洋センター体育館<電0884(62)1300>。