流しそうめんを楽しむお年寄りと子どもたち=三好市池田町の馬路放課後児童クラブ

 児童数の減少が続く地元小学校の存続を目指し、三好市池田町馬路地区の住民が市に設置を働き掛けてきた放課後児童クラブ(学童保育)が本年度、開設された。地元のお年寄りがクラブで子どもたちに昔遊びを教えるなど、地域ぐるみで運営を支えている。クラブがなかったために他地区の小学校に子どもを通わせているケースもあるため、今月4日には未就学児と保護者にクラブに親しんでもらおうと交流会を開いた。

 地区にある馬路小の本年度の児童は6人。2006年には48人いたが、過疎や少子化に加え、12年に馬路幼稚園が休園してから減少に拍車が掛かった。幼稚園や児童クラブが近くにある他校に通う児童が増えたためで、現在は地区から約10人が池田、白地両小などに通っているという。

 休廃校への危機感を持った住民有志が15年夏、約500人の署名を集め、市にクラブの開設を陳情。その結果、16年4月に馬路小近くの境ノ宮・宮ノ下集会所にクラブができた。お年寄りらが気軽に立ち寄っては、竹とんぼやけん玉、あやとりなどで子どもたちと交流している。

 地区には未就学児が二十数人いる。早くからクラブに親しんで馬路小入学へのきっかけにしてもらおうと、馬路長寿会とクラブが交流会を企画。流しそうめんに約40人が舌鼓を打った。スイカ割りやボウリングも盛り上がった。

 馬路小6年の山田大晟君(12)は「大勢で遊ぶと楽しい。小さな子とも仲良くなれてうれしい」と喜んでいた。

 冬休みには餅つきを計画している。クラブの上浦和廣代表(62)は「住民同士の絆を強め、子どもたちに古里の良さを伝えたい。クラブが地域の拠点になり、小学校の存続につながれば」と話している。