日本高野連と全日本大学野球連盟は11日、プロ入り希望の選手に義務づけた「プロ野球志望届」の提出を締め切り、午後5時時点で233人(高校123人、大学110人)が届け出た。25日に行われるドラフト会議で指名対象となる。

 センスあふれる野手が並ぶ高校生は、大阪桐蔭の根尾昂内野手が複数球団の1位指名が確実視される。内野、外野、投手を全てハイレベルにこなし、今年の甲子園大会で史上初の2度目の春夏連覇に貢献。既に中日が指名を公言している。

 双璧をなすのは、金足農(秋田)を今夏の甲子園大会準優勝に導いた吉田輝星投手。最速152キロの直球は浮き上がるような独特の球質で、1位競合の可能性は高い。

 大学生は、東洋大の150キロトリオに注目が集まる。大学日本代表でも活躍した甲斐野央投手、1試合20奪三振で東都リーグ記録を塗り替えた上茶谷大河投手、187センチの大型右腕の梅津晃大投手が上位指名候補だ。

 徳島県関係では、高校生と大学生の計7人がプロ志望届を提出した。高校生は、阿南工の田神翔投手(17)、新野の髙岡玄地外野手(17)、鳴門渦潮の服部虎投手(18)、板野の安藝龍馬外野手(17)の4人。大学生は川島高出身で鳴門教育大の安丸友耶投手(22)、鳴門渦潮高出身で神戸医療福祉大の兼板優貴外野手(22)、愛媛・小松高出で徳島大の友居京太郎外野手(22)の3人。独立リーグへの進路を選択に入れているとみられる。