板東俘虜収容所の歴史ついて説明を受けるドイツ人の一行=鳴門市ドイツ館

 独日文化交流育英会(本部・ドイツ)の奨学金を受けて日本で研修中のドイツ人学生ら6人が19日、鳴門市大麻町の市ドイツ館を訪れ、第1次世界大戦時にあった板東俘虜収容所の歴史を学んだ。

 訪れたのは19~27歳の男女6人。ドイツ出身の市国際交流員リリ・ブシュミンさん(28)が「収容所内では音楽やスポーツ活動、住民との交流が盛んに行われ、捕虜の心の支えになった」と説明。ベートーベンの交響曲「第九」のアジア初演に至る捕虜の取り組みを紹介する映像も視聴した。

 このほか、同育英会が寄贈した菩提樹が植えられているドイツ村公園内の「菩提樹の森」や、捕虜の慰霊碑も見て回った。

 ケルン大に通うルーカス・シェーファーさん(26)は「戦争という嫌なものから友情が芽生え、今も続いていることに感動を覚えた」と話した。

 一行は16日に来日。約2週間滞在し、東京や京都など6都府県を巡る。