がん患者の社会的自立に向けた要望などを話し合う各団体の代表者=徳島市東沖洲2のとくしま県民活動プラザ

 徳島県内の三つのがん患者団体が「県がん患者団体協議会」を設立し、本格的な活動を始めている。団体間の連携を密にして情報共有を図っていくことが狙いで、患者やその家族から寄せられる要望を取りまとめ、行政などに改善を求める。

 協議会は、がん全般の患者でつくる「キャンサーライフとくしま」と、乳がん経験者の団体「あけぼの徳島」、悪性リンパ腫患者会「グループネクサスジャパン徳島支部」が4月に結成した。3団体合わせて約120人が所属している。
 結成以降、3団体の代表者が徳島市内で月1回の定例会を開き、患者の精神面のケアや社会的自立に向けた要望などを話し合ってきた。具体的には、当事者同士が自由に悩みを話し合える場の整備や患者に対する就業支援などが挙がっている。協議会は、近く意見を取りまとめ、県や医療機関に提出する。

 本年度は、患者本人やその家族が別の患者の相談に応じる「ピアカウンセラー」の勉強会に力を入れ、協議会に所属するピアカウンセラー8人が、話を聞く際に気を付けるポイントなどを確認する。来年度以降はピアカウンセラーの養成講座も開くことにしている。

 香留(かとめ)美菜代表(48)は「がん患者が何を求めているのか社会へ届けていくのが協議会の役割。患者団体に所属していないがん患者の声もキャッチできる仕組みをつくっていきたい」と話している。