金メダル獲得から一夜明け、会見に臨んだ松友㊨と高橋=リオデジャネイロ

 金メダルを獲得した松友美佐紀、高橋礼華の2人が19日、リオデジャネイロ市内のジャパンハウスで会見した。松友は「世界で勝てる選手になりたいという目標がどんな時もぶれなかったから、ここまで来れた。これからもっと強くなりたい」と笑顔で語った。

 最終ゲームの終盤に3点差をひっくり返した大逆転劇を振り返り、「あの緊張感は五輪本番ならでは。楽しかった。自分たちが経験してきたことを出せた」と語った。

 ペア誕生から間もなく10年目となる。高橋は「一緒に辛いこと、苦しいことを乗り越えてきた。(松友に)感謝している」と述べた。

 松友は「海外で試合をし始めた頃は(決勝で対戦した)デンマーク組にもこてんぱんに負けていた。でも(高橋)先輩と2人でどうしたら勝てるか考え、頑張ってきた」と、これまでを思い出しながら話した。

 全試合を見守った両親とはまだ会えていないそうだが「(両親が)帰国する前に会える予定。メダルをかけてあげたい」とにっこり。未明の試合にもかかわらず、声をからして応援し続けた徳島の関係者や友人らに対しては「徳島の皆さんに育ててもらった。感謝の気持ちでいっぱい」と話した。

◎松友に県民栄誉賞 徳島県方針

 徳島県は19日、松友美佐紀選手に県民栄誉賞を贈る方針を固めた。飯泉嘉門知事は同日、「日本スポーツ界の歴史に輝かしい一ページを書き加えた活躍は県民の誇り」とのコメントを出し、贈呈に向けた検討を進める意向を明らかにした。近く正式決定する。

◎「名誉町民」藍住町検討

 藍住町は、町出身の松友美佐紀選手を「名誉町民」とすることを検討する。

 石川智能町長は19日、「町出身者として初のオリンピック選手になっただけでなく、金メダルを獲得して多くの町民に夢と希望を与えてくれた」と話した。松友選手が名誉町民に決まれば、3人目となる。