6年ぶりに出場する新野ジュニアFCの選手たち=阿南市の新野中ラウンド

 21日に開幕する第43回県サッカー少年団大会に、新野ジュニアFC(阿南市)が6年ぶりに出場する。地域の少子化などのため部員不足に悩まされてきたが、選手と保護者が一丸となって部員集めに奔走。同大会では最近10年間で最も長い期間を経ての復活を成し遂げた。大会に向けてユニホームを一新し、練習にも熱が入っている。

 新野ジュニアFCの出場は、2010年の第37回大会で1回戦敗退して以来。出場には1チーム8人が必要だが、部員は5、6人しか集まらなかった。

 近隣チームと合同チームを組んでの出場も検討したが、選手は単独チームでの出場を望んだ。このため選手、保護者一丸となり、学校や学童保育クラブにポスターを掲示して周知を図ったり、友人に声を掛けて勧誘したりした。こうした熱意が実り、昨冬から今春にかけて5人が加わり、部員は11人に増えた。

 県大会という目標ができ、チームの士気も上がってきた。低学年の選手が多いため、高学年生の練習相手はチームOBの中学生らが務め、ミニゲームで汗を流す。乾文彦コーチ(30)=阿南市上中町、市職員=は「勝敗に関係なく、しっかり走り、最後までやりきってほしい」とイレブンの背中を押す。

 1年生の時に入部した近藤佑哉主将(11)=新野小6年=と安永一真君(11)=同=にとっては、待ちに待った大舞台。守備の要の近藤主将は「小学校最後の年に出られるのはうれしい。全力でゴールを守る」と話し、安永君も「1点でも取り、チームの歴史をつくりたい」と意気込んでいる。