徳島市は2017年4月から、乳幼児医療費の助成対象を中学校修了までに拡大する方針を固めた。小学校修了までとしている条例の改正案を市議会9月定例会に提出するほか、16年度一般会計補正予算案にシステム改修費などの関連予算1340万円を盛り込む。
中学生は1医療機関(1レセプト)当たりの入院・通院の自己負担が1カ月600円で受診できるようにする。助成対象は16年度より約6800人増え、約3万4400人になる見込み。年間の事業費(概算)は1億3500万円増加し、9億5500万円になる。
現在は▽2歳までの医療費は全額無料▽3~5歳は入院が全額無料で、通院が1レセプト当たり1カ月600円を自己負担▽6歳から小学校修了までは入院・通院いずれも1レセプト当たり1カ月600円を自己負担-となっている。
県内8市では、阿南が助成対象を18歳までにしているほか、吉野川や阿波など4市が中学校修了までとしている。
徳島市が9月定例会に提出する16年度一般会計補正予算案は、遠藤彰良市長にとって「骨格予算」に肉付けする初めての予算編成となる。