佐々木さんが歌う「祖谷のかずら橋」のCD

 祖谷のかずら橋(三好市西祖谷山村)をタイトルにした演歌を生かして地域を盛り上げようと、地元の住民団体が10月、「第1回祖谷のかずら橋日本一大会」を開く。歌唱力と歌への思いをつづった作文の出来を競うもので、住民団体は参加者を募っている。

 「祖谷のかずら橋」は演歌歌手佐々木新一さんの曲で、昨年10月にキングレコードから発売された。かずら橋を舞台に、都会で暮らす息子への両親からのメッセージを、「剣山(つるぎ)おろし」やソバの花など、かずら橋周辺の情景を交えて爽やかに歌っている。

 歌ができたのは、キングレコードのプロデューサー中田信也さんが昨年5月、旅行でかずら橋を訪れたことがきっかけ。秘境ムードに包まれたつり橋に感動し「自然の素朴さを表現したい」と、作詞家に楽曲化を提案した。昭和中期をほうふつさせる曲調に仕上がり、これまでに約2万枚が売れた。

 かずら橋近くの同市西祖谷山村重末冥地(みょうじ)地区にある八幡獅子太鼓保存会が「地域の盛り上げにつながる」と大会を企画。佐々木さんらに協力を求め、準備を進めてきた。書類審査を経て、同市西祖谷山村重末の「祖谷源内の里小屋掛け舞台」で10月8日に予選、9日には佐々木さんをゲストに迎えて決勝を行う。大会に合わせて歌碑を舞台横に設置し、除幕式も催す。

 同地区の住民は43世帯78人で高齢化率62・8%。杉本孝司会長(71)は「年寄りばかりになったが、古里を思う気持ちが込められたこの歌を聞いて元気になった」と話している。

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 大会への参加者希望者は、「祖谷のかずら橋」を歌ってDVDなどに収録し、歌への思いを歌詞と同じ文字数の218文字以内にまとめた作文と一緒に、〒778-0101 三好市西祖谷山村重末249 八幡獅子太鼓保存会事務局に郵送する。参加料千円。締め切りは8月31日。問い合わせは事務局<電0883(87)2322>。