県産材を使った木工に打ち込む参加者=石井町石井の県農林水産総合技術支援センター

県産材を使った木工に打ち込む参加者=石井町石井の県農林水産総合技術支援センター

 県産材の良さを知ってもらう「夏休み親子木工教室」(県農林水産総合技術支援センター主催)が、石井町石井の同センターで開かれた。

 小学生とその家族30組70人が参加。三好、美馬両市や神山、那賀両町産のスギの板(縦2メートル、幅20センチ、厚さ1・2センチ)を使い、本棚やいす、ミニテーブル、ごみ箱などを作った。会場には、スギの香りが立ちこめ、参加者は自然素材の良さを感じていた。

 作業は、県木材買方協同組合のメンバーがサポートし、参加者はアドバイスを受けながら組み立てていた。

 巣箱を作った徳島市の川内南小4年鈴江柾晴君(9)は「くぎを木に真っすぐ打ち込むのが難しかった。庭に来る鳥に喜んでもらえると思う」と話した。