里山みらいが作ったすだちビールのPRポスター

 東京都杉並区で27、28両日に開かれる「第60回東京高円寺阿波おどり」に合わせ、ビールに神山町特産のスダチを搾って楽しむ「神山すだちビール」が、会場一帯の飲食店60店舗で販売される。キリンビールと神山町のNPO法人「里山みらい」が企画した。

 すだちビールは、神山町の住民らが楽しんでいる飲み方で、香り高いスダチがビールの味を引き立たせる。各店舗に2日間、町内の農家の協力を得て規格外の露地スダチを1キロまで無償で提供。1杯につきスダチを半個以上使って、輪切りをグラスに入れたり、飲み口に添えたりしてもらう。

 キリンビールが提供する店舗のマップを作って会場周辺で配る。里山みらいは、スダチの皮入りの飼料を与えた鶏の肉をスダチが入ったたれに漬け込み、衣をつけて揚げた「神山すだち鶏天」も屋台で100キロ売る。

 町地域おこし協力隊員らでつくる里山みらいは、すだちビールを全国に広げようと、昨年からポスターやチラシを作るなどしてPRしている。昨年の高円寺阿波おどりに永野裕介さん(34)=阿野=が足を運び、実行委を通じてキリンの関係者に持ち掛けた。

 永野さんは「スダチは手軽に使える物という認識を広げ、草の根作戦でスダチの販路を開拓したい」と話した。