10カ国以上で採集した昆虫の標本展を開く小川さん=吉野川市鴨島町の自宅

 徳島蝶の会代表の小川昌彦さん(62)=吉野川市鴨島町知恵島=が、約40年かけて採集した昆虫の標本展を26日から阿波市市場町の市交流防災拠点アエルワで開く。31日まで。標本展は4年ぶりで、アジアを中心に10カ国以上で集めた約千体を並べる。展示解説も行い、虫の世界への関心を深めてもらう。

 中国の高山や、インドネシアやフィリピンの熱帯雨林などで採集したチョウやカブトムシ、セミ、カミキリムシなど300種約千体を展示する。

 チョウでは世界最小級のタイワンヒメシジミや、小川さんが1985年に中国で発見した新亜種オガワチビタカネウスバアゲハ、「青い宝石」の異名を持つモルフォチョウなどを紹介。3本の角が特徴のアトラスオオカブトやフィリピンパラワン島にしか生息しないパラワンオオヒラタクワガタも含まれている。

 小川さんは小学校時代に昆虫の美しさや種類の不思議に魅せられ、学生時代は珍しいチョウなどを求めて海外へ何度も出向いた。20歳から12カ国を訪れ、標本は5万体に上る。

 展示会は、前回から標本が増えていることや夏休み期間を利用して子どもたちに昆虫の魅力を知ってもらおうと企画した。展示解説は27日に行い、午前10時、正午、午後3時からの3回、昆虫の特徴や採集時の苦労話などを披露する。

 小川さんは「最近は昆虫を捕ったことがない子どもも多いと聞く。本物を間近で見て、いろんなことを発見してほしい」と話している。