伸び伸びと描かれた子どもたちの作品に見入る来場者

 第14回徳島県こども美術展(こども県展)と第73回県美術展第2期展(県民文化祭開催委員会、県美術家協会、徳島新聞社主催)が12日、徳島市のあわぎんホールで始まった。

個性的な力作が並ぶ県美術展第2期展=あわぎんホール

 小中学生の絵画と書写の作品を集めたこども県展では、応募1万4275点から選ばれた入賞・入選作品1770点(絵画764点、書写1006点)が並ぶ。川遊びなど夏休みの思い出が生き生きと描かれた絵画や、伸びやかな筆遣いの書が来場者の目を楽しませている。

 三男の書写を見るために訪れた松茂町笹木野の中田有美さん(42)は「上位入賞者の作品はレベルが高い。動物を描いた作品が多くかわいらしい」と感心していた。16日まで。入場無料。

 県展第2期展では、写真や美術工芸、デザインの3部門の入賞・入選作品273点と特別出品などの無審査作品40点を展示。四季の風景を切り取った写真やメッセージ性の強いデザイン画などが注目を集めていた。

 17日まで。入場料は一般・大学生800円、高校生300円、中学生以下無料。第3期(書道)は19~24日、同ホールで開かれる。