環境保護の大切さを呼び掛ける大型絵本を作った南部中ボランティア委員会の生徒=徳島市の南部中学校

 徳島市の南部中学校ボランティア委員会の生徒たちが、幼い子どもに向け、環境保護の大切さを呼び掛ける大型絵本を作った。1~3年生約30人がアイデアを出し合い、ストーリーや絵は全てオリジナル。26日に同校近くの大松保育所で初めて読み聞かせ会を開き、一緒に環境について考える。

 絵本は縦60センチ、横42センチの大きさで、表紙には清掃活動をする子どもの姿や地球を鮮やかな色で描いた。「かん太くんときょう子ちゃんの環境のお話」と題し、ごみのポイ捨てや水、電気の無駄遣いをするかん太君が、節水や節電の大切さを教わる内容となっている。最後は「一人一人のほんの少しのやさしさや心がけ、みんなの行動が合わさればすごく大きな力になるね」と結んでいる。

 委員会はこれまで、校内の花壇の手入れやごみのリサイクルなどの環境美化に関わる活動に取り組んできた。環境意識の啓発には幼い頃からの教育が必要だと感じ、絵本の制作を思いついた。委員約80人のうち有志30人が、5月初旬から放課後に文案作りや絵の下描き、色塗りなどの作業を行い、約2カ月かけて完成させた。

 26日は午前10時から読み聞かせを行い、その後、絵本の内容について詳しく説明する。委員長の中山みゆるさん(15)=3年=は「感情を込めて、子どもたちに分かりやすく伝えたい。地域のほかの子どもたちや大人にも一度は絵本を読んでほしい」と話している。