酒蔵での演劇公演に向けて打ち合わせを重ねるひらき座長(右)と馬宮社長=三好市池田町サラダの三芳菊

 県西部の住民でつくる「344演劇団」が27、28の両日、三好市池田町サラダの三芳菊酒造の酒蔵で第4回公演「ハハハ!?」を行う。酒蔵内の空間を演出に生かしたオリジナル作品で、団員たちは本番に向けて練習に励んでいる。

 「ハハハ!?」は、ひらきしんじ座長(48)=本名・開真司、同市池田町西山=が脚本・演出を手掛け、同市と東みよし町の団員3人が演じる。豪雨による洪水で川に流された母親を捜す男子高校生が、川の流れをたどった先で、コンクリート壁の空間にたどり着いたところから物語が動き出す。

 会場となる酒蔵は1964年建築で、木造とコンクリート造の複合。醸造タンクや製品を置いているスペースの一部(約70平方メートル)を2014年に改装し、音楽ライブなどのイベント会場として時折使っている。

 演劇団は12年に設立された。15年には「実験公演」として、同市池田町川崎の国登録有形文化財の土蔵「百年蔵」で劇を披露するなど、前衛的な舞台にも挑戦している。

 ひらき座長が「劇場とは違う場所で公演したい」と、三芳菊酒造の馬宮亮一郎社長(49)に協力を求め、会場に合わせて演目を考えた。馬宮社長は趣味でイベント音響を担当することがあり、公演でも協力する。

 ひらき座長は「酒蔵の雰囲気とストーリーがどう絡んでくるか、楽しみにしてほしい」と話している。

 公演は27日午後7時からと、28日午後2時からの2回。入場料500円。問い合わせはひらき座長<電090(9132)4205>。