記者会見で受賞の喜びを語る大塚理事長(右から4人目)=県庁

 サントリー文化財団(大阪市)は25日、地域文化の活性化に貢献した個人や団体を顕彰する「第38回サントリー地域文化賞」を、鳴門市の認定NPO法人・鳴門「第九」を歌う会に贈ると発表した。第1次大戦中の1918年に鳴門でベートーベン交響曲第九番がアジアで初演された史実を踏まえ、長年歌い継いできた点などが評価された。(2面に「人」、26面に関連記事)

 財団などによると、同会の前身は市民有志でつくる市「第九」を歌う会。市で毎年開かれている「第九」交響曲演奏会の初回の1982年から参加し、2003年にNPO法人となったのを機に主催を市から引き継いだ。他に中高生向け合唱教室での指導といった普及活動や、ドイツ公演などの国際交流に取り組んでいる。

 県庁で記者会見した大塚道子理事長(85)=同市撫養町南浜=は「本当に光栄。これを励みに、第九の普及に一層取り組みたい」と話した。

 9月30日に都内で贈呈式があり、記念の盾と副賞200万円が贈られる。

 県内の同賞受賞は「阿波町 花いっぱい運動」(1989年)、「徳島国際人形劇フェスティバル実行委員会」(95年)、「犬飼農村舞台保存会」(98年)、「四国の秘境 山城・大歩危妖怪村」(2013年)に続き5件目。