地元の高校生と神山町内を巡る慶応大生=同町神領

 慶応大湘南藤沢キャンパス(SFC)が9月1日から神山町にサテライトオフィス(SO)「神山町地域生活景観調査現地オフィス」を置く。町の地方創生戦略を進める神山つなぐ公社と連携し、神山の風景や暮らしを記録する。県外の大学が県内にSOを設けるのは明治大に続いて2例目。

 慶大大学院政策・メディア研究科の学生22人が、来年3月末まで入れ替わりで町に入る。神山の地形や植生、文化、食、遊びなどを取材し、神山を形作っているものは何かを分析する。絵と文章による「くらし図鑑」や絵本「これまでの千年、これからの千年」としてまとめ、住民に古里の良さを再発見してもらう。

 SO開設に先立ち、8月1~10日には学生6人が町内40集落を巡り、景観をスケッチした。「小学生目線で神山での遊び方を探せ」をテーマに、町の高校生と一緒に谷、大久保の2地区を歩き、花の蜜を吸ったり、石積みによじ登ったりした。

 SOは、つなぐ公社の西村佳哲理事と同研究科の石川初教授に親交があり実現した。9月1日から10日までは、石川教授と学生5人が民家の実測や中間報告を行う。