阿南市 子育て支援情報
阿南市では、平成27年度から平成31年度の五カ年間の「阿南市子ども・子育て支援事業計画」を策定し、計画的に子ども・子育て支援の充実を図ることとしています。子育てにやさしいまちづくりを実現するため、各種子育て支援施策等の推進に取り組んでまいります。
地域子育て支援センター事業
ともだち広場開催事業
保育所で、乳幼児の在宅親子を対象に、施設を開放し保育サービスを通じ育児相談や子育てサークルの育成を行っています。
●地域子育て支援センター(橘こどもセンター・今津こどもセンター・平島こどもセンター・岩脇こどもセンター・阿南保育園・はのうら幼稚園)
●ともだち広場開催(お山保育園・あけぼの保育園)
つどいの広場事業
主に乳幼児(0~3歳)をもつ親とその子どもが気軽に集い、語り合い、交流を図ることや育児相談等ふれあいの広場として身近な場に開設しています。
◎すくすくin阿南 電話0884-22-1593(こども課)
◎おひさまひろば 電話0885-38-1163
ファミリー・サポート・センター事業
育児をお願いしたい依頼会員に対して、育児を応援したい提供会員を紹介し、相互援助活動(有償)を行う会員組織です。
●阿南ファミリー・サポート・センター 0884-24-5550
病児・病後児保育事業
入院の必要はなく、急性期を越えた症状安定期から回復期の生後6か月~小学校3年生の児童で、保護者がやむを得ない事由などにより家庭での育児が困難な児童のための子育て支援サービスです。
●岩城クリニック
(病児・病後児保育専用電話)080-1998-7476
やさしく見守ることから始まる子育て支援
阿南市つどいの広場事業 すくすく in 阿南 子育てサポーター
親子を見守り続けて18年
阿南ひまわり会館で実施されている「つどいの広場事業 すくすくin阿南」の開催日には毎回、大勢の親子が訪れ、ボランティアの皆さんに見守られながら、安心して楽しいひとときを過ごしています。
この「つどいの広場事業」は今から18年前に、保育や幼児教育に携わった保育士、幼稚園教諭の皆さんが、退職後に自分の経験や技術を地域の子育て支援に生かしたいと行政と連携して始まりました。
「きっかけは核家族が増え、孤立して子育てをする母親を支えたいとのおもいからでした」と話す子育てサポーター代表の田中房子さん。現在メンバーは主任児童民生委員を含め13名。阿南ひまわり会館以外にも、加茂谷公民館、桑野公民館、福井公民館にもメンバーが出向き、毎月合計10回程度開催されています。
自由な雰囲気と安心感が人気
取材の日は夏休み期間中とあって9時30分のオープンからたくさんの親子が集まり、みんな大きな声でサポーターの皆さんとあいさつを交わします。会場内にはたくさんのおもちゃや、乳幼児用のベッドも用意され幅広い年齢層の子どもたちを受け入れる設備も整っています。
通常11時までが自由時間で、その後サポーターの皆さんのプロの技術を生かした人形劇、紙芝居、親子のふれあいを楽しむ手遊びなどが行われます。
「ここは登録制ではないので、本当に気軽に訪れることができる場所です。会場の雰囲気もできるだけ自由に過ごせるようにメンバーみんなが心がけています。そして子ども同士、親同士で気軽に友だちづくりができるようにわたしたちは見守るだけです。そんな中で相談があった場合は行政の子育て支援情報や、子育ての不安の解消になるようなアドバイスも行っています」と田中さん。また大勢の家族で暮らす生活が少なくなっている現在、子どもたちが集団生活に慣れる最初の場所としても活用されています。
子どもたちの輝く笑顔のために
利用者からも「アットホームな雰囲気が気に入っている」「気兼ねなく相談できてストレス解消になる」と、この「すくすくin阿南」の持つ特徴「さりげない見守り」が大きな魅力になっている様です。
サポーターの皆さんも子育て支援に積極的に携わり、親や子どもたちの成長を楽しみながら活動を続けられることに喜びを感じています。そして親と子どもの笑顔が地域の活性化につながることを信じ、これからもボランティアの力でこの活動を続けて行きたいと話してくれました。