トイレの壁を修繕する「子供の環境を支援する会・羽ノ浦」の会員=羽ノ浦小

 阿南市羽ノ浦町の羽ノ浦小学校で、地元の住民グループが夏休みを利用し、老朽化したトイレのドアや壁の修繕にボランティアで取り組んでいる。「休み明けには、きれいになった校舎で勉強に励んでもらいたい」と、気合十分で詰めの作業を行っている。

 羽ノ浦小校舎は1966~80年の建設で老朽化が進んでいる。ボランティアは、高城勢さん(72)=同市羽ノ浦町中庄=が、保護者らにトイレのドアの鍵が壊れたり、廊下の壁の塗装がはがれたりしているのを聞いたのがきっかけ。機能には支障がないとして市の修繕が進まないため、自分たちで直そうと知人に呼び掛けた。

 校区内の60~80代の男女約20人が「子供の環境を支援する会・羽ノ浦」をつくり、今年春ごろから何度か学校を訪れ、修繕が必要な箇所を確認した。作業には1カ月ほど掛かることが分かり、夏休みに入って取り掛かった。

 住民たちは学校に連日通い、トイレの木製ドアの張り替えや鍵の交換、壁やベランダの手すりの塗装などに汗を流している。修繕に使う塗料や資材も自分たちで用意した。

 高城さんは「素人ばかりでの作業だが、だいぶきれいになった」と満足そう。片岡弘治教頭は「暑い中、作業してくれてとてもありがたい。子どもたちも喜ぶと思う」と話している。