日本新聞協会の全面広告「#にほんをつなげ74」の一部。右上に書かれたひらがなを番号順に並べるとメッセージになる(新聞協会提供)

 日本新聞協会は、15日からの新聞週間に合わせた「#にほんをつなげ74」と題する全国統一キャンペーンとして、徳島新聞など加盟新聞社のうち74紙に全面広告を掲載した。それぞれ異なる番号とひらがな1文字が書かれ、写真にはモデルのKōki,(コウキ)さん(15)がその文字を読んでいる姿が写っている。

 番号は北から南の順になっており、徳島新聞の番号は「62」でひらがなは「し」。ひらがなを順番通りに並べると、新聞協会からのメッセージが浮かび上がる。広告を見た人に会員制交流サイト(SNS)などへ投稿してもらい、ひらがなをつなげた多くの人にメッセージを受け取ってもらうのが狙い。

 コウキさんは元SMAPの木村拓哉さんと歌手の工藤静香さんの次女で、新聞協会によると新聞広告に登場するのは初めて。新聞との接点がなかった人に新聞に触れてほしい、読んでみてほしいという願いから、コウキさんの起用を決めたという。

 全74紙の広告紙面とともに、メッセージを読むことができる特設サイト(https://shinbunshukan.com/)が、16日午後11時59分まで開設されている。

メッセージ全文は次の通り。

私は、まだ知らない。
この国のことや、世界のこと。
知ろう、強くなるために。
知ろう、一歩踏み出すために。
知ろう、自由を守るために。
新聞で、未来をひらこう。