ケーブルテレビ徳島(徳島市)が1日、IP網を利用した地域発の4K放送「テレビトクシマ4K」を全国で初めて開始した。現時点で放送は徳島市内の個人モニターなど20軒が対象で、半年後をめどに一般向けに対象範囲を広げる予定。

 「テレビトクシマ4K」は、テレビ信号を光変調して送る従来のRF方式でなく、IP信号を利用して映像を送る方式を採用。IP信号を4Kテレビ用の信号に変換する専用チューナーを設置することで視聴できる。

 放送する番組は映像制作会社「えんがわ」(神山町)など県内の映像会社やクリエーターが制作。阿波踊りや地元グルメ、風景などを取り上げていく。

 四国総合通信局によると、IP方式はインターネット技術を用いており、映画やデジタル広告といった周辺産業とのコンテンツ共有もスムーズになると期待されている。