J2徳島ヴォルティスは16日午後7時から、徳島県鳴門ポカリスエットスタジアムでヴァンフォーレ甲府と対戦する。昇格プレーオフ圏内の6位横浜FCとの勝ち点差は9に広がり、もはや1敗も許されない状況。得点源の一人、バラルを累積警告で欠くが、チーム一丸で本来の攻撃サッカーを貫きホーム岐阜戦以来の勝利を目指す。
京都戦の後半に約20分間プレーした押谷は「相手が引いた状況でどう点を取るかが難しい」。ベンチで試合を見守った内田裕は「クロスを入れても中の人数が足りてなかった。個々でもっと仕掛けてもよかった」と、それぞれの立場から次戦に向けた課題や修正点を口にする。出場停止のバラルをはじめ一部主力の入れ替えが予想される中、サブメンバーの奮起は不可欠だ。 京都戦の敗北から一夜明けた15日の練習場。主力が軽めの調整で引き上げた後、控え組は約1時間にわたってボール奪取やゴール前のラストプレーの練習を繰り返した。
甲府はここ5戦は3勝2分けと絶好調。ブラジル人FWバホスやMF小塚など高い決定力を持つ選手が前線に陣取る。攻撃陣の勢いにやや陰りが見える徳島としては、まずは辛抱強く守って好機を見いだせるかがポイントとなる。
痛い2連敗となったが21日の東京V戦をはじめ、上位に待ったを掛ける直接対決はまだ3試合残っている。甲府戦は平日夜となるが、大勢のサポーターで選手を後押ししたい。