旬のサンマが振る舞われる恒例の「目黒のさんま祭り」が4日、東京都品川区のJR目黒駅東口一帯であり、神山町が特産のスダチ約1万個を無料で配布した。
サンマ7千匹は岩手県宮古市が用意。炭火で焼かれ、香ばしい煙が漂うと、大勢の人が秋の味覚を求めて列を作った。「すだち大使」の楠本亜衣莉さん(24)=板野町=と野上綾音さん(19)=徳島市=が「焼きたてのサンマにはスダチが一番。さわやかな味と香りを楽しんで」と呼び掛けた。
近くのイベント広場では神山町とJA名西郡、半田手延べそうめん協同組合がブースを出したほか、県の移動ブランドショップ「新鮮なっ!とくしま号」も登場し、徳島の味をPRしていた。
祭りは目黒駅前商店街振興組合が古典落語「目黒のさんま」にちなんで1996年から開いており、21回目。