食堂「網元や」にリニューアルされる元シラス加工場=小松島市和田島町遠見

 小松島市の和田島漁協女性部は10月30日、シラスなど地元の海産物を使った料理を提供する食堂「網元や」を、同市和田島町遠見の和田島海岸沿いにオープンさせる。地元産品をPRして消費拡大を図るとともに、休漁期などの働く場をつくるのが狙い。

 網元やは、元シラス加工場(広さ約114平方メートル)を改装し、28席を設ける。毎週日曜の午前10時~午後2時に営業し、新鮮な釜揚げシラスの丼にシラスのすまし汁、小鉢などを添えたシラス丼定食(800円)を提供する。シラスが休漁となる1~3月は地元産ワカメのしゃぶしゃぶや近海魚を使った定食を振る舞う。女性部員5、6人が調理や接客に当たる。

 同市和田島町は県内一のシラスの水揚げを誇るが、地元にシラスを提供する飲食店が少ない。生産者が加工、販売まで手掛ける6次産業化を目指していた女性部が、気軽に味わってもらえる場をつくろうと発案。国や県、市の助成を受けて、元加工場に飲食スペースや調理場を設けた。12日に関係者を招いて試食会を開く。

 また、外観のリフォームまで手が回らなかったため、女性部では無償で外壁に絵を描いて彩ってくれる若者らを募っている。

 鳴滝貴美子部長(54)は「美術の心得がある学生さんらが、腕試しにと手を挙げてくれれば歓迎したい」と話している。問い合わせは鳴滝部長<電080(6287)8000>。