徳島市は、市中心部のひょうたん島を囲む新町川や助任川に船の乗降場を設ける「川の駅ネットワーク構想」を見直す。新町西地区再開発事業に合わせて新町橋のたもとに拠点駅を整備する予定だったが、再開発事業を白紙撤回するのに伴い、これに替わる駅の候補地などを検討する。市民から意見を募るなどして新たな構想案をまとめ、市議会12月定例会で示す。

 市が6日の市議会建設委員会で構想の見直しに向けたスケジュールを説明した。外部委員10人程度からなる検討会議を9月中にも設け、新たな川の駅の候補地や活用策などについて提案してもらうとともに、市民の意見も取り入れ、新たな構想を策定する。

 新町橋たもとの川の駅(新町橋河畔桟橋)については、再開発事業の白紙撤回に伴い、桟橋の整備場所を再考する。また、民間団体から南末広町に川の駅を設けるよう求める声が上がっており、新たな桟橋の整備も検討する。

 建設委で横山昇再開発推進室長は「川の駅ネットワーク構想は『水都とくしま』ならではの取り組み。市民らの意見を十分に聞きながら、整備を進めていきたい」と述べた。

 構想では、新町川と助任川の既存の桟橋4カ所(あわぎんホール前、文学書道館寂聴、万代中央ふ頭、新町川水際公園ボートハウス前)に加え、桟橋3カ所を整備して計7カ所に川の駅を設置。新設する桟橋3カ所のうち、新町橋河畔桟橋と徳島城博物館助任桟橋の設計を2015年度に行い、16年度に着工する予定だった。

 再開発事業の白紙撤回を訴えて当選した遠藤彰良市長が、市議会6月定例会の所信表明で構想の見直しを検討する方針を示していた。