新商品開発に向けて企業担当者(右)と相談を重ねる大学生(左)=東みよし町昼間のビッグウィル

 女子美術大(東京)でデザインを学ぶ3、4年生28人が、東みよし町商工会や同町などの小規模企業と連携し、新商品を生み出す「にし阿波・女子力活用プロジェクト」に取り組んでいる。地域に根差した企業が持つ高い技術と、若い女性の視点やデザイン力が融合した“20代女性が欲しがる商品”開発を目指す。

 学生が打ち出しているのは、「阿波踊り」をキーワードにしたファッショナブルな商品群。極薄の天然木シートを使った踊りかさ風の帽子やコサージュ、きりげた風サンダルなど、女性目線で捉えた魅力的なアイデアにあふれている。

 学生は2015年12月、天然木シート加工のビッグウィル(同町昼間)、県内唯一のきりげた生産を続ける斉藤桐材工業(同町加茂)などの企業を見学し、デザインを考案した。

 今月6、7日に学生代表の土井美智子さん(20)=3年=と指導教官2人が、試作品を手に各事業者を再訪。デザインを基にした新商品に使う素材や加工方法などを打ち合わせた。10月9日に吉野川ハイウェイオアシスで発表会があり、学生が考案した衣装などを身に着けて、阿波踊りを披露する。

 土井さんは「企業の持つ長所を生かし、自分たちの思いと組み合わせて、一番いい形に落とし込みたい」と意欲を見せている。

 県や自治体、商工団体などが進める「にし阿波・地域連携ビジネス創出支援事業」の一環。東みよし町は15年度、プロジェクト第1弾として関西学院大の女子学生を招き、町特産の夏秋イチゴを生かした化粧品などのアイデアが提案された。