県外の子ども食堂に送るスダチを箱詰めする会のメンバー=徳島市沖浜町のナガヤプロジェクト

 子どもたちに無料、格安で食事を提供する「子ども食堂」を徳島県内で運営している「徳島に子ども食堂をつくる会」が、農家らから集めた県産スダチを県外の子ども食堂の運営団体に無料で送る取り組みを始めた。徳島の晩夏の味覚を県外の子どもに味わってもらうとともに、子ども食堂の取り組みも県民に知ってもらうのが狙い。会はスダチなどの無償提供を呼び掛けている。

 8月末から会員制交流サイト・フェイスブックなどを通じて、スダチのほか、送料に充てるための寄付金、提供先の子ども食堂を募っている。7日までに神山町の農家1軒からスダチ約20キロが寄せられ、県民からは寄付金約3万円も集まった。スダチの提供先は大阪や京都、沖縄など6カ所の子ども食堂となっている。

 会は、3月に県内で初めて子ども食堂を催し、5月からは徳島市東新町のシェアバーで毎週水曜日に定期開催している。

 活動の中でメンバーの森哲平さん(36)=徳島市大原町千代ケ丸、営業コンサルタント=が、子ども食堂の取り組みや県外でのスダチの認知度を高めようと企画した。

 7日には徳島市沖浜町の「ナガヤプロジェクト」で、メンバー3人がスダチの箱詰め作業を行った。1箱に約40個ずつ詰め、今週中に6カ所に発送する。

 森さんは「他県の子どもたちにもスダチのおいしさを知ってもらいたい」と話している。スダチの提供や寄付金に関する問い合わせは森さん<電070(5515)0692>。