神山の景観を調査した結果を確認し合う明治大生ら=神山町下分

 神山町下分に明治大が設けたサテライトオフィス(SO)「神山バレー・ランドスケープ・リサーチ・オフィス」で10日、同大大学院理工学研究科建築学専攻の17人が、町内でのフィールドワークを基に、より一層人々が集うための施設作りのアイデアを発表した。

 一行は4日に神山入り。青井哲人准教授や神山の建築に携わっている伊藤暁講師と共に、町内の景観、古民家、段々畑に築かれた石積みなどを調査した。傾斜地の多い神山では平地を造成する際に、石積みが重要な役割を果たしてきたことなどに理解を深めた。

 発表会では、大学院生が「石積みが残る阿川地区の農地に架空施設を建てる」との想定で考案したアイデアを披露。IT技術や地域づくりを学ぶ「神山まちづくり大学」構想や、空き家に眠る家具や骨董品(こっとうひん)を再活用させる「町流通センター」案が出された。今後、構想に沿った建物の設計図や模型を作り、12月に町民に披露する。

 大学院1年の長谷川敦大(のぶひろ)さん(23)は「石積みや古民家などの生きた教材に触れ、勉強の視野が広がった」と話した。