14日から都内で始まる巡回パネル展のチラシ

 第1次世界大戦時に鳴門市にあった板東俘虜収容所の歴史をたどる巡回パネル展(鳴門市、県教委主催)が、14日から明治大駿河台キャンパス(東京都千代田区)を皮切りに始まる。県外での展示会は初めてで、市と県が目指す国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界記憶遺産」の登録に向けて理解を深めてもらう。

 「100年前にあったドイツの村 鳴門市板東俘虜収容所1917~1920年の記録」と題し、A1サイズのパネル33枚を用意。記憶遺産に登録しようとする資料を中心に、収容所の歩みを振り返る。

 同収容所では、松江豊寿所長の理解もあり、文化・スポーツ活動などを認められたドイツ兵が誇りを持って生活し、製パンや西洋料理の講習会を通じて住民と交流していたことを当時の写真を交えて解説。高い印刷技術でイベントのプログラムや書籍類が刊行されていたことも紹介する。

 巡回展は駿河台キャンパスが30日までで、10月3~5日は東京都千代田区の商業施設「KITTE」、同15~16日は鳴門市ドイツ館でも開く。いずれも入場無料。