板東俘虜収容所でのドイツ兵の活動を紹介するパネル展=東京・千代田区の明治大駿河台キャンパス

 第1次世界大戦時に鳴門市にあった板東俘虜収容所でのドイツ兵の活動を紹介する巡回パネル展(鳴門市、県教委主催)が14日、東京都千代田区の明治大駿河台キャンパスで始まった。30日まで。

 鳴門市のドイツ館が所蔵する資料をA1サイズのパネル33枚にして展示している。福島県会津若松市出身の松江豊寿所長による人道的な収容所運営でドイツ兵が音楽やスポーツに親しみ、製パンや西洋料理の講習会を通じて地域住民と交流した史実を当時の写真を交えて紹介している。

 パネル展は、鳴門市と徳島県が目指す国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界記憶遺産」の登録に向け、理解を深めてもらおうと開いた。10月3~5日は東京駅前の商業施設「KITTE」、同15、16両日は鳴門市ドイツ館でも開かれる。いずれも入場無料。

 会場を訪れた鳴門市の泉理彦市長は「板東収容所で育まれた国境を超えた友愛の心を世界に発信し、次世代に伝えていきたい」と話した。