リオデジャネイロ・パラリンピックの視覚障害者による柔道の男子66キロ級で銅メダルを獲得した藤本聰選手(41)=徳島市かちどき橋1、徳島視覚支援学校実習助手=が15日、帰県した。
徳島阿波おどり空港に降り立った藤本選手は稲垣宗員(ひろかず)トレーナー(39)らに出迎えられ、喜びを分かち合った。その後、徳島市の徳島視覚支援学校で報告会に臨み、教え子らから祝福を受けた。
中学・高等部の生徒や教職員計約40人を前に「応援してくれた人たちに喜んでもらいたいと思って頑張った。この銅メダルは、これまでで一番価値がある」と感慨深げ。高等部3年林和輝さん(18)は「藤本先生の活躍から、諦めずに頑張ることの大切さを学んだ」と、自分のことのように喜んだ。