厚生労働大臣賞に輝いた田中さんの作品「現場実習」

 独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構が9月の障害者雇用支援月間をPRするポスターの原画募集で、徳島県立みなと高等学園3年田中航貴さん(17)=小松島市田野町奥角=の作品が第1席の厚生労働大臣賞に選ばれた。原画を基にしたポスターが全国のハローワークなどで展示されている。

 作品名は「現場実習」。昨夏に小松島市の乗馬クラブで職場体験した時の様子をアクリル絵の具で描いた。光と影のコントラストを強調することで、逆光の中、厩舎で馬の体にブラシをかける自身の姿を浮かび上がらせた。審査員から「馬への思いや仕事に対する意気込みが伝わってくる」などと評価された。

 田中さんは絵画で賞を受けるのは初めてといい「大きな賞をもらえてうれしい。多くの人に作品を見てほしい」と話している。

 ポスターの原画募集は毎年、障害者雇用支援月間に合わせて行われている。本年度は全国の特別支援学校などから絵画の部3部門(小学校、中学校、高校・一般)に1970点、写真の部に181点の応募があり、各部門から1点ずつが厚労大臣賞に選ばれた。

 このほか、同機構理事長奨励賞(4部門72点)に県内から北内琢磨さん(阿南支援学校中等部1年)と井坂元さん(県立みなと高等学園3年)の作品が選ばれた。