800回目の公演で腹話術を披露する吉川さん=徳島市南末広町の「平成苑」

 「お笑い福祉士」として高齢者施設などを訪問している腹話術師の吉川美智子さん=徳島市北田宮2、芸名ドリーム亭オカリーナ=が19日、同市南末広町の老人保健施設「平成苑」で800回目となるボランティア公演を行った。2005年以降、各地の施設の高齢者に笑顔を届けて11年余り。吉川さんは「節目を励みに、ボランティアを続けたい」と思いを新たにしている。

 平成苑での敬老会にボランティアグループ・やまもも腹話術同好会の一員として招かれた吉川さんは、人形「福ちゃん」を膝に乗せ、昔話「花咲かじいさん」のパロディーを披露した。入所者約50人と共に唱歌を歌ったり、得意のオカリナで童謡を演奏したりして会場を沸かせた。

 入所者の郡艶子さん(85)は「お笑いからオカリナ演奏まで幅広く楽しめた。元気をもらった」と喜んでいた。

 吉川さんは04年、落語家の笑福亭学光さん=阿南市出身=が講師を務める徳島新聞カルチャーセンターの「お笑い福祉士養成講座」で腹話術を学んだ。05年6月から個人やボランティアグループの一員として高齢者施設などを巡っている。

 昔話のパロディーなど持ちネタは30種類以上。吉川さんは「公演でみんなが笑顔になってくれることがうれしい。私も会場の笑顔に勇気づけられる」と話した。