台風による大雨で増水した鮎喰川=20日午後1時45分、神山町阿野

 徳島県内に大雨をもたらした台風16号は20日午後5時45分現在、津市付近を北東に進んでいる。徳島地方気象台によると、県内で激しい雨が降る恐れはなくなったが、降り始めからの総雨量が300ミリを越えているところがあり、気象台は土砂災害への警戒を呼び掛けている。
 
 気象台によると、17日午前11時の降り始めから20日午後4時までの総雨量は、美波町日和佐387ミリ、海陽町342・5ミリ、徳島市315・5ミリなどとなっている。風は20日正午すぎから一段と強まり、阿南市蒲生田で午後1時12分に最大瞬間風速30・9メートルを観測した。

 県内では午後5時現在、松茂、北島、藍住を除く各市町村で大雨警報が継続中。鳴門、藍住、石井、阿南の各市町には洪水警報が引き続き出されている。土砂災害警戒情報は8市町村で継続中。海上ではうねりを伴う高波が続いている。

 避難情報は、阿南市が避難指示を継続して出しているが、徳島市や小松島市は避難勧告を解除した。県の午後3時までのまとめでは、つるぎ町で1棟が床上浸水、佐那河内村で1棟が床下浸水した。さらに被害状況の調査を進めている。

 交通関係では、徳島道、高松道、神戸淡路鳴門道で通行止めが解除された。JRは鳴門線と牟岐線で運転見合わせが続いているほかは順次運転が再開されている。

*避難情報や交通機関の運行状況などについては、自治体や各機関のホームページで最新の情報を確認してください。