通勤時間帯に徳島市中心部で頻発する渋滞を緩和しようと、国土交通省徳島河川国道事務所や県などでつくる徳島地区渋滞対策協議会は新たな対策に乗り出す。渋滞の影響を受けにくい自転車の利用や時差出勤の効果を具体的にデータで示し、県民に渋滞緩和への協力を呼び掛ける。10月以降に始める。

 協議会は、徳島市国府町の観音寺交差点、同市川内町の徳島インターチェンジ付近、小松島市江田町の勝浦川橋の3カ所から、徳島本町交差点までの車と自転車の所要時間を調査。一部は推計で算出し、出発時刻との関係をグラフ化した。

 観音寺交差点から国道192号を通るルート(8・6キロ)では、車の所要時間は出発時刻によって11~38分と幅があった一方、自転車は一貫して26分だった《図参照》。他の2ルートも混雑時は自転車の方が早かった。

 協議会は、こうした調査結果を示しながら自転車通勤を勧めるチラシを作成。データによって時間的な優位性を強調して自転車通勤を促す。カロリー消費量やガソリン代節約額なども記載する。

 また、市郊外の数カ所から一定の時間内で市中心部に到着できる確率も算出。「20分以内に着く確率は午前7時通過で95%、7時半通過は45%」といった情報を歩道橋に横断幕などで掲示し、時差出勤を呼び掛ける。

 徳島河川国道事務所は「出発時間を少し早めれば渋滞に巻き込まれずに済む場合もある。データを効果的に用いて協力を呼び掛けたい」としている。