新たに見つかった池に向かって延びる溝について説明を受ける参加者=藍住町の勝瑞城館跡

 藍住町勝瑞の国指定史跡・勝瑞城館跡にある発掘庭園としては国内最大級の「池泉(ちせん)庭園」で22日、調査の成果を報告する現地説明会があり、町内外の歴史ファンら約100人が訪れた。

 町教委の重見高博主任が、2016年3月以降に見つかった池に向かって延びる溝(長さ10メートル、幅3メートル)について説明。「全体の形状を確認しないと分からないが、寝殿造りの庭園に設けられた『遣水(やりみず)』の可能性が高い」と強調した。

 池の南東部の構造については「排水路があると予測していた場所に護岸があり、排水の場所は結局分からなかった」と話した。

 池泉庭園は東西約40メートル、南北約30メートルで、04、05年度の調査で発見された。町教委が遺跡の復元事業の一環として15年9月から再調査している。

 初めて勝瑞城館跡を訪れた徳島市上吉野町3の公務員志摩道寛さん(46)は「発掘された遺跡を今後、有効に活用してほしい」と話した。