徳島県内のアマチュア音楽家が「命の大切さ」などをテーマに開いてきた「人(ひと)しずくコンサート」(同実行委主催)が、25日に徳島市の県立障がい者交流プラザで行う定期公演で30回を迎える。今回は「であいのうた」をテーマに公募した曲とエピソードを、演奏と朗読で紹介。実行委は来場を呼び掛けている。
同コンサートは2009年3月にスタート。「命の大切さ」や「藍と愛」などをキーワードに歌詞を一般公募し、曲を付けて発表したり、05年に阿南市の那賀川に姿を現したアゴヒゲアザラシ「ナカちゃん」の音楽劇を披露したりしてきた。県立障がい者交流プラザで四季に合わせて年4回公演するほか、四国放送ラジオでの生ライブ、福祉施設や学校での出前ライブも行っている。
30回目の定期公演には「ひとしずく」など県内3バンドが出演。事前に公募した曲とエピソードの中から選ばれた「Let it be」「ブルーライト・ヨコハマ」「ルビーの指輪」を、各曲にまつわるエピソードの朗読とともに披露する。
他に「ルパン三世」のエンディングテーマ、「見上げてごらん夜の星を」などバラエティーに富んだ曲を演奏する。
実行委員長の高岸時夫さん(55)=徳島市北沖洲4、阿南高専教員=は「毎回いろんな人やもの、出来事と出会い、気づきをもらう。人生は出会いの繰り返し。感謝や感動を表現したい」と意欲を見せている。
午後2時開演、無料。問い合わせは高岸さん<電090(7142)0979>。