ゴルフの第11回徳島新聞社杯争奪郡市対抗シニア&レディース大会(徳島新聞社主催、県ゴルフ協会、四国放送後援)は19日、三好市山城町のレオマ高原ゴルフ倶楽部(パー69)で開幕した。第1日の予選ラウンドには、7市6郡の198人が参加。あすたむ板野がトータル222で2位の阿波中央に1打差を付けて首位に立った。

 出場者は55歳以上の男子と18歳以上の女子。1チーム4人で、70歳以上の男子、または女子を1人以上含めて編成する。シニアは6047ヤード、70歳以上は5105ヤード、女子は5021ヤードで競い、上位3人のトータルスコアで順位を決めた。

 首位のあすたむ板野は、チーム最年長の原がパープレーとなる69でラウンドし、近藤、吉田茂が70台で回った。2位の阿波中央は3人が70台と手堅くまとめた。

 3位は美馬市倶楽部Wで2位と4打差のトータル227。4位は昨年優勝の徳島くろちゃん。5位に三好市五月ケ丘Aが入った。

 最終日の11月14日にタカガワ東徳島ゴルフ倶楽部で決勝ラウンドが行われ、上位25チームがスクラッチの部、下位25チームがアンダーハンディの部で頂点を決める。予選の結果は決勝ラウンドに反映される。

 予選は7月の台風12号の影響で13番ホール(パー3)が使用できなくなっているため、17ホールに短縮して行われた。
 

 練習重ねコース攻略 あすたむ板野
 

[左から]パープレーの69で回り、首位通過に貢献した、あすたむ板野の原、主将として75の好スコアで回った近藤、78と手堅くラウンドした吉田茂=レオマ高原ゴルフ倶楽部


 2年ぶりの出場となったあすたむ板野が予選ラウンドで好スタートを切った。「楽しもう」とリラックスして臨み、チーム最年長71歳の原がパープレーの69で引っ張り、主将の近藤が75、吉田茂が78と奮起した。

 原は「長い間、パットとアプローチに悩んでいた。できすぎ」と謙遜する。前半の12番のパー4で、残り90ヤードの第2打をピン手前20センチに付けてバーディーを奪った。それでも「何が起こるか分からない」と慎重な攻めを貫き、前半を2バーディー1ボギー、後半を1ボギーでまとめた。

 あすたむ板野は昨年、メンバーがそろわず出場できなかった。新規加入し、いきなり主将を担った近藤は「新たなスタートを切り、全員の士気が上がっていた」。練習ラウンドを重ね、コースの攻略に努めた上での好結果に満足そうだった。

 2位の阿波中央とは1打差、3位の美馬市倶楽部Wとは5打差で、決勝は混戦になりそう。優勝に向け近藤主将は「原を中心に4人で頑張る。終わって、いい結果が出ていればいい」と自然体で臨むことを強調した。